子育て期の決断。パパ、バイク乗らないの?と言われる前に考える休眠の潮時

子育てパパ

子供が生まれてからの週末は、驚くほど早いスピードで過ぎ去っていきます。
独身時代や夫婦二人の頃は、天気の良い土曜日の朝といえば、コーヒーを飲んでツーリングのルートを練るのが至福の時間でした。しかし今はどうでしょう。朝起きればオムツ替えにミルク、少し大きくなれば公園遊びや習い事の送迎。

ふと気づけば、カバーをかけたままの愛車が、ガレージや駐輪場の端でじっとこちらを見ているような気がする。
「今週も乗れなかったな……」
そんな小さな罪悪感を抱えながら、日曜日の夜を迎えることが増えていませんか?今回は、子育てという大きなプロジェクトに直面しているパパライダーへ、愛車との一時的な別れ、すなわち「休眠」という選択肢についてお話しします。

週末のパパは忙しい

子供の成長は待ってくれません。そして、それを支えるパパの役割も、子供の成長と共に変化し、増え続けます。
乳児期は物理的な世話に追われ、幼児期になれば体を使った遊びや家族での外出が増え、学童期には行事や習い事が週末を埋め尽くします。

冷静に自分のスケジュールを見つめ直してみてください。月に一度、いや半年に一度でも、心置きなく一日中ツーリングに行ける日はあるでしょうか?
「いつか時間ができたら乗る」
そう思って維持し続けても、実際にはバッテリー上がりの防止のために近所を一周するのが関の山。それはもはや「趣味」ではなく、「義務」になってしまっています。
エンジンを回してあげられない申し訳なさと、家族を置いて遊びに行くことへの後ろめたさ。その板挟みでストレスを感じるくらいなら、潔く「今は乗れない時期だ」と認める勇気も必要です。

子供の成長と「部屋」の使い方

もう一つ、直視しなければならないのが物理的なスペースの問題です。
子供が歩き始めると、玄関にはベビーカーや三輪車、外遊びの道具が増え始めます。さらに成長すれば、子供用の自転車やスポーツ用品が加わり、家の収納や駐車スペースはあっという間に手狭になります。

そんな中で、全く動かない大型バイクが鎮座している状況は、家族にとってどう映るでしょうか。
「パパのバイクがなければ、ここに自転車が置けるのに」
「子供が触って火傷したり、倒れたりしたら危ない」
ママや子供からそんな言葉が出る前に、パパ自らが環境を見直すことは、家族の安全と快適な暮らしを守ることに繋がります。

自分の趣味のスペースを家族のために明け渡す。それは決して「負け」や「犠牲」ではありません。家族の生活環境を第一に考える、父親としての頼もしい決断なのです。

かっこいいパパであるための潔い決断

錆びついたチェーン、埃をかぶったタンク。乗られないバイクは、悲しいほど急速に劣化していきます。
子供にかっこいい背中を見せたいパパとして、ボロボロになっていく愛車を放置するのは、あまりスマートとは言えません。

「バイクは大好きだけど、今はこの子たちとの時間を全力で楽しみたいから」

そう言って、愛車をきれいな状態で手放し、その売却益で家族旅行に行ったり、子供の進学資金の足しにしたりする。あるいは、子供が大きくなってから再びリターンライダーとして戻ってくるための資金としてプールしておく。
どちらも、今の現状にしがみつくより、よっぽど前向きでかっこいいパパの姿ではないでしょうか。

バイクは逃げません。そして、あなたがライダーであったという事実は、バイクを手放しても消えません。
今は家族というチームのためにリソースを集中させる時。そう割り切って、愛車を次のオーナーへ送り出す準備を始めてみませんか?まずは今の価値を知ることで、あなたの決断を後押しする材料になるはずです。